『ポエムの写真館』

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アメブロに「久我柳嘩」さん2019/11/1の詩をご紹介しました。(Instagramでは2019/11/1のものが見れます)

 

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「澪標」
作家 久我柳嘩

見下して曇った顔をするならば
僕の代わりに泣いておくれよ
負け犬みたくわんわんと
でも人は見ないふりして下を向く

秋雨が風を誘って
柳の葉静かにうつむき身をよじる
秒針が24時さえ置き去りに
それでも明日は追いかけてくる

目に染みる晴れた寒空
ふと隠すかじかむ手先の行く末は
あの日々の温もり残った外套の右
靴底に溜まった疲労のような音

にべもない街行く群れと乾く唇
目で追う先は花に似た影
振り返れども花芽止まらず
踵返せど髪は後ろに

嗚呼どうか愛しき君よ息災で
名前も知らぬ清らかな花
この僕の代わりに泣かぬ空の下
足向く先は夕日を背負い




 
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