『ポエムの写真館』

ポエム(詩・詞)とフォト(写真)を融合した美しい世界を創造している無料投稿紹介アカウントです。

アメブロ、Instagram、Facebookに作家「KAO-G」の詩を紹介しました。(連作3部作2)※連作1も添えて

 

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(連作3部作2)

「いつまでもずっと」KAO-G

「やっぱりこれだよねー」と
母が作る朝食のにおいで
目を覚ます私

「おはよう」と言いながら食卓につくと
朝食が自動的に運ばれてくる

「ありがとう」と私が言うと
「どういたしまして」と母が返す

食卓の上の携帯電話がブルブルと震えた
私はとっさに手にとって画面を見たけど
出なかった

母はそんな私を見ても何も言わない

気が付くといつも
「あいつどうしてるかな?」って
考えている私が居る

母に「早く食べなさい」と注意される
私には「早くしなさい!」と聞こえた

「早くしないと!」と思う私の手の中には
携帯電話が握られている

「早くしないと!」と思う私の手の中には
携帯電話が握られている

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【連作三部作1】

「いつかきっと」 KAO-G

「ただいまー」と言っても
返事が無いひとり暮らしの部屋

毎日迎えてくれるのは
テーブルの上のひと束のドライフラワー

いや、ひと束の枯れた花束

携帯電話がブルブルと震えた
僕はとっさに画面を見たけど
出る事は無かった

花束をプレゼントした日
彼女は出ていった

僕はあの日からテーブルを使っていない

きっと彼女は僕のことを忘れているだろう
と思いながらも
彼女を忘れられない僕が居る

僕はいつまでこんな馬鹿げた事を
続けていくのだろう?
それともいつかきっとこんな気持ちも
良い想い出になるのかな?

なんて考えている僕はどうやら
苦笑いをしているらしい

 

 


  

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