『ポエムの写真館』

ポエム(詩・詞)とフォト(写真)を融合した美しい世界を創造している無料投稿紹介アカウントです。

Twitter、アメブロ、Instagram、Facebookに作家「KAO-G」さんの詩をご紹介しました。

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跳躍 作家 KAO-G

 

外を歩いていたある日の夕暮れ

とてつもなく大きな音がした

 

その音はまるでなめくじのようにゆっくりと

徐々に大きな音となり近づいて来た

 

僕は立ち止まり

四方から聞こえるその音に

 

集中した

 

音は増々大きくなり近付いてくる

 

思わず僕は耳を塞いだ

 

それでも音は大きくなり続け

近付いて来た

外はもう真っ暗だ

 

耳を塞ぐ必要が無い程にまで

成長した巨大な音が

 

止まった

 

僕はじっと考えた

外は薄明るくなって来た

 

地面は僕の足形の分だけを残して

全てがなくなっていた

 

薄暗くなってきた

僕は何時間も考えた

 

雨が降って来た

僕は何日も考えた

 

雪が降って来た

僕は何ヶ月も考えた

 

白いスダレのような前髪が風にゆれた

僕は何年もずっと考え続けたように

深く深く更に深く考えてそして

 

真っ暗な中へ飛び出した