『ポエムの写真館』

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「ぐるぐる」 作家 槇本 大将
時計は回るぐるぐると
地球と一緒にグルグルと
非情にも地球は止まらず動いて
やさしさで時計はずっと音たてる
時間なんて無ければ誰も離れ離れになることはないのに
広大な銀河系のはじっこを太陽系はグルグル回ってる
音もたてずにグルグルずっと飛んでいる
地球のすみのすみっこで
僕も混乱目をまわす
ぐるぐるぐるぐる目をまわす
大きな街のビルの下
この街にまだちょっと馴染めない
ふらふらしながら歩いてる
少し止まってみたけれど
アタマはずっと回ってて
景色も止まらず回ってる
その中で僕は焦ってる
ぐるぐるぐるぐる焦ってる
茶店の片隅でLP盤が回ってる
曲は最後にさしかかる
時間なんて無ければずっと聴いていられるのに
時間なんて無ければずっと別れることはないのに
小さな机に向き合って僕はペンを回してる
ぐるぐるぐるぐるまわしてる
あたまのなかではLP盤がさっきのジャズをながしてる
まだまだちょっと馴染めない
僕の街にも思いをはせる
銀河のことを考える
地球のことにも思いをはせる
いつかは時間はこうした事を削り取ってしまうのだろう
思い出も波打ち際のガラスのようにきれいな形にかえるだろう
けどもうちょっと時間が欲しい